やっぱり書いちゃいました。我慢出来なかったようです^^*
いやあ、ここまでスザクがルルーシュに向かっていく姿を初めて見たというのはあって衝撃が大きかったです。
では、感想へどうぞ。
いつもとは違いちょっと順番がバラバラです。
*本編
久々に幼少が出ましたね。
スザクの
「助けたい人間を助けるのに理由なんているもんか!」
この台詞が好きなんです。SEでもあった台詞で、幼少のスザクをこれで表現出来している。
ルルーシュもこのスザクの言葉に動かされ、お互いかけがえのない『友達』になれたのだと思います。
ナナリーに嘘を吐いたのはルルーシュと、ひいてはゼロと同じで嫌だ。そして、ナナリーに吐いた嘘を貫き通す自信がない。
だから、スザクもこうしてルルーシュの前にきた。
二人の会話の流れから、スザクは自分が苦しむのが嫌で、今回この提案をしたのかなと思いました。
勿論ユフィの事もあるけれど、幼馴染みであり初めての『友達』であるルルーシュを憎む事も嫌。
スザクの中で占めるものは、ルルーシュもユフィも大きい。
やはりスザクはユフィに何故ギアスをかけたのか、何故殺したのか、シャーリーが何故死んだのか、を訊きましたね。
スザクが訊いてもルルーシュは本当の事を言おうとはしない、と思っていたのでルルーシュの答えは安易に判りました。
しかし、ルルーシュはまだ嘘を吐く覚悟が足りないのが事実。
それでも、事実を話しても信じて貰えないというところがあるのでしょう。
実家のDVDレコーダーは、録画したものを見ている途中停止ボタンを押すと、端っこに映像が流れるのです(D/IGAならどれも共通な筈)。
ちょうどのタイミングでOPの「綺麗事だけじゃ生きられない」という歌詞がしっくりきてしまいました。
全て真実を話すだけでは駄目。嘘を吐いてでも貫き通さなければならない。という感じがする。
まさかこんなところでOPの歌詞を実感するとは、ね。
ルルーシュはもう皇位継承権がないとはいえ皇族であったのは事実。それ故のプライドがあって今まで人に頭を下げるという事はしなかった。けれど、ナナリーの事となれば変わる。
だから、スザクに頭を下げてお願いした。
まさかスザクが足で踏みつけるなんて思いもしなかったけれど^^; 一瞬どこのSMだと思ったのはここだけの秘密です←
でも、スザクがこんな風に足を出したり手を出したりするのは、幼少以来なのではないでしょうか。何度もルルーシュが言っていたように今のスザクは「大人しく」なっていましたから。
だから、こうしてスザクの隠された一面が出てくるのは、ルルーシュの前だけだと思うのです。スザクの隠されたそれを引き出すのは、『友達』のルルーシュ。
「今更謝るぐらいなら、ユフィを生き返らせろ! 今すぐだ!」
ルルーシュもやれるものなら生き返らせたいと思うのです。でも、そんな事は出来ないからこそ切ない。
「お前が命じた『生きろ』というギアスは俺の信念を歪ませた。何故そんな呪いをかけた?」
「俺が、生き残りたかったからだ」
「クロヴィス殿下暗殺の罪に問われた、俺を助けたのは?」
「日本人を信用させる為だ」
「ホテルジャックから生徒会の皆を救ったのは?」
「黒の騎士団のデビューに利用出来るかと思ったからだ」
その目、知っている。秘密を仕舞い込んで罰を受けている目だ。だから、俺はブリタニア軍に入った。罪を償う為、悲劇を繰り返さない為に。
「……嘘だな。ルルーシュ、君の嘘を償う方法は一つ。その嘘を本当にしてしまえばいい。君は正義の味方だと嘘を吐いた。だったら、本当に正義の味方になってみろ。吐いた嘘には、最後まで」
「…しかし、どうすれば……」
「この戦いを終わらせるんだ、君がゼロなら。いや、ゼロにしか出来ない事だ。世界が平和に、皆が幸せになるやり方で。そうすれば、ナナリーを」
「え……助けて、くれる…?」
「ナナリーの為に、もう一度…君と」
「…すまない、お前となら……」
問い掛けに対するルルーシュの答えが嘘だとスザクは判った。かつて自分がそうだったから。
罪を償う為にブリタニア軍に入り、父殺しという事実を嘘にして、それを貫き通した。
同じような道を辿っているからこそ、スザクにしか判らない事がある。ルルーシュはまだその道の途中だから。その道をどうすればいいのか、スザクは示そうとした。
スザク自身もう判っていたんでしょうね、日本人を救えるのはゼロしかいない、と。
だからルルーシュ託した、世界を、大事な皆を幸せにする事を。
そして、スザクが『ゼロ』という存在を肯定したのって、ここで初めてですよね。今まで全て否定し続けてきていたけれど、嘘を吐くルルーシュの目を見て、言葉を聞いて、『ゼロ』しかいない、と。
そんなスザクの言葉を聞いて、ルルーシュもこの瞬間までスザクは信じられると思った。
しかし、ここで和解しないのが、ギアス。判っていたけどね。56さんは本当にどエスだ!
一期ではスザクが誤解し、二期ではルルーシュが誤解をする。完全にまたデジャヴ。
スザクだって、本当の事を言っていたのに……ルルーシュを信じられると思ったから、ゼロにしか出来ない、と言ったのに。
こうして真っ向にぶつかり合って(特にスザクが)、スザクは言いたかった事を言えた。だから、和解しそうだったんだよね。
ルルーシュは友情が信じられなくなるだろうから、これからスザクの方が苦しむのでしょう……。
ルルーシュ、とスザクが叫ぶのも珍しいと思いました。
今回、対照的な二人の姿がありましたね。
スザクが泣いていたのは、ルルーシュが真実を話してくれなかったから
ルルーシュが泣いていたのは、スザクが信じられるかと思ったら裏切られたから(本当は誤解)
ルルーシュはスザクを本当を信じたかったんだと思うんです。だから、涙を浮かべて。その涙は自然に浮かんできたものだと思います。
こうして二人の道は交わり合う事なく、平行線のまま更にその平行線のレールが離れていく。
だからこそ、二人が手を取り合った時が最強なのかもしれません。
願わくば、二人の道が交わる事を。
ルキアーノは、人を殺す事に快楽を覚えていますね。そういう人こそ早く、悲惨な死に方をしそうな気がする。
千葉、朝比奈はゼロを信じていませんね。藤堂さんは信じ切っている訳ではないけれど、今信じられるのはゼロだけ、という感じ。日本が解放され、全てが終わったらゼロから離れるのでしょうね。
ルルーシュにつけて貰った絆創膏を嬉しそうに見ているC.C.が可愛い^^*
さり気なく左手の薬指、というところがいい演出。
ジノが持ってきた生徒会のアルバムから一部の写真が抜き取られてますが、機情がやった事ですよね。おそらくナナリーが写っている写真。
ジノの言葉から、スザクはルルーシュやナナリーが傍にいるからこそ笑っていたんだと判ります。
シュナイゼルお兄様は本当に判らない人です、スザク以上に。
最後の「全てのカードは我が手の中に」が意味深すぎて。皇帝も何かしら計画しているみたいですし。
皇帝とシュナイゼルお兄様が一緒になったら怖い……。
ギルフォードに逢ったのはルルーシュ自身だったんですね。しかも、あんなギアスを。
せめてコーネリアお姉様に逢わせてあげて欲しいです。
「アンフェア」
この言葉に、スザクは負けましたね。
シュナイゼルお兄様は判ってる。どうすればスザクが全てを話すのか。
「世界はね、貴方一人にだけ優しい訳じゃないのよ」
全て自分で考えろ、って事ですよね。
スザクは今まで答えを誰かしらから、世界から貰って、進んできたんだと思うのです。だから、今度は自分で、と。
フレイヤをルルーシュに使って欲しくない、と願うばかりです。
ナナリーをロロに任せるのは、人選ミスでは……。
ルルーシュはロロがナナリーをどう思っているか判ってないから任せてしまったんでしょう。
ロロは何をするのかな。
*予告
スザク、ランスロットに乗ってますね。しかし、相手はオレンジ卿。
どうなるのかなあ。
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